毎月きちんと支払っているのに、リボ払いの残高がなかなか減らない。そんな感覚を持ったことはありませんか。
リボ払いは、利用金額にかかわらず毎月の支払額がほぼ一定になる仕組みです。家計の見通しが立てやすい反面、「あと何回払えば終わるのか」「利息は全部でいくら払うことになるのか」が見えにくいのが難点です。終わりが見えないこと自体が、不安の正体かもしれません。
この記事では、リボ払いの利息の仕組みを整理したうえで、完済までの期間と利息の総額を計算できる無料シミュレーターを紹介します。まずは数字で現状を知ることが、完済への第一歩になります。
リボ払いの利息はどう決まるか
リボ払いのコースにはいくつか種類がありますが、ここでは「元金定額コース」を前提に説明します。元金定額コースでは、毎月あらかじめ決めた元金を返済し、それにその月の利息が上乗せされて請求されます。
利息の目安は、次の式で計算できます。
その月の利息 ≒ その時点の残高 × 実質年率 ÷ 12
たとえば残高120万円、実質年率15%なら、初月の利息は 1,200,000円 × 15% ÷ 12 = 約15,000円 です。元金の返済が月5万円なら、初回の支払額は 50,000円+15,000円 = 約65,000円 になります。
大事なのは、利息は「その時点の残高」に対してかかるという点です。元金が減っていけば利息も少しずつ減ります。逆に、返済しながら新しい利用を続けると残高が減らず、利息だけを払い続ける状態になりかねません。「払っているのに減らない」と感じる場合、この構造が理由になっていることが多いのです。
なお、実際の利息計算の日数計算や端数処理はカード会社ごとに異なります。ここでの計算はあくまで目安として捉えてください。
完済シミュレーターの使い方
仕組みが分かったところで、実際に計算してみましょう。当ブログでは、ブラウザ上でそのまま使えるシミュレーターを用意しています。
リボ払い完済シミュレーター
https://nyantama-money.com/tools/revo-simulator/
入力する項目は次の4つです(カード2枚まで同時に計算できます)。
- 現在の残高
- 実質年率(%)……カードの明細や会員ページで確認できます
- 毎月の元金返済額……元金定額コースで設定している金額
- 毎月の新規利用額……そのカードを使い続けている場合はその目安、使っていない場合は0
計算すると、次の結果が表示されます。
- 完済の時期(何年何月か、あと何か月か)
- 利息の総額と、支払総額
- 初回の支払額
- 残高が減っていく推移のグラフ
- 月ごとの返済スケジュール表
入力した数字はブラウザの中で計算されるだけで、外部に送信されることはありません。気軽にいろいろなパターンを試してみてください。
サンプル計算を読んでみる
具体例で見てみましょう。残高120万円、実質年率15%、元金定額で月5万円を返済し、新規利用はしないケースです。
結果は、24か月(2年)で完済、利息の総額は187,500円、支払総額は1,387,500円 となりました。借りた金額の約16%にあたる金額を、利息として追加で払う計算です。
ここで注目したいのは、「毎月の返済額を少し増やすとどうなるか」です。同じ条件で元金返済を月6万円に変えると、完済は20か月に短縮され、利息総額は157,500円まで下がります。月1万円の増額で、利息が30,000円減り、終わりも4か月早まるのです。利息は残高にかかるため、早い時期に残高を多く減らすほど効果が大きくなります。シミュレーターでは、返済額を変えた場合の違いもその場で比べられます。
カードが2枚ある人は「雪だるま式」も試してみよう
リボ払いのカードを2枚持っている場合、返済の進め方には工夫の余地があります。その代表的な方法が「雪だるま式」です。
やり方はシンプルで、まず1枚目の完済を優先し、それが終わったら、それまで1枚目に払っていた金額を2枚目の返済に上乗せします。雪だるまが転がりながら大きくなるように、2枚目への返済額が増えていくイメージです。
シミュレーターのサンプルで、カードA(残高120万円・年率15%・月5万円)とカードB(残高60万円・年率15%・月3万円)で試すと、カードBが先に完済し、その返済分がカードAに回ることで、2枚合わせて約23か月で完済、利息総額は約264,500円という結果になりました。別々に淡々と返す場合と比べて完済が早まり、「1枚終わった」という達成感も得やすくなります。
一般的には、年率の高いカードから先に片付けるほうが利息の節約効果は大きくなります。自分の場合はどうか、シミュレーターで並べて比べてみてください。
まとめ
- リボ払いの利息は「残高 × 年率 ÷ 12」が目安。残高が減らないと利息も減らない
- 完済時期と利息総額は、計算すれば見通しが立つ
- 返済額の増額は、利息の削減と完済の前倒しに直結する
- 2枚ある場合は「雪だるま式」で返済額を回していく方法もある
「いつ終わるか分からない」を「あと何か月で終わる」に変えるだけで、返済との向き合い方はずいぶん変わります。まずはシミュレーターで、ご自身の数字を入れて確かめてみてください。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の借入・返済に関する助言ではありません。実際の利息や支払条件はカード会社の規約により異なりますので、詳しくはご利用のカード会社にご確認ください。
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